驚くべき奇蹟：自然界に介入する超自然的力
驚くべき奇蹟とは、超自然的な作用の介入によって自然界にもたらされる出来事です。聖書のいたるところで、神の神聖な力と、人間と自然を支配する権威を目に見えるかたちで浮ｷために、神は奇蹟を用いられます。神は時々真実を認証するために御自分に代わって神に従う教師や著述家に奇蹟を行なう権利を与えます。新約聖書の福音の中で、イエスは旧約聖書の預言を成就し、御自分の神性を確証するために奇蹟を用いました。
驚くべき奇蹟：自然の法則が一時停止されることはあり得る
驚くべき奇蹟について、新約聖書の中では四つのギリシャ語に分けて阜ｻされています：Semeion(しるし)、Erga(働き)、Dunameis（偉大な業）、Terata(驚異)。奇蹟は物質と数学の解説の外にありますから、人間の頭脳により筋立てて説明することができません。ですから奇蹟ってなんですか？と質問されたとき、その答えは、人間が理解することができないのだから、主権者である神の超自然的力と栄光の介入であると断言することができます。
聖書にある自然の法則の一時停止（または侵害）は私たちが日常目撃する出来事と何ら変るところがありません。先天的な自然力の存在とは、物理的プロセスの法則と、化学的性質の法則と、数学の公式と、そして意志の力が相互に自然界に影響し合い、または反対に作用し合っていると言えます。例えば、ニュートンの法則（引力の法則）によれば石は動かされずに地面に静止しているので、自然の法則の一時停止（または侵害）ではありません、たとえば、男の子が引力に反して、物理的にもっと大きな力を及ぼして石を拾って投げたとき、石を地面に制止させていた引力の法則は一時停止、または侵害されたわけではありません。イエスが水の上を歩いたり、水をワインに替えたりしたときにも同様の論理的概念が当てはまります。イエスは現在私たちの知っている四次元の法則以外の次元に意志の力を適用されたにすぎません。
基本的に言うと、宇宙の法則と決まりの根拠は、同じ宇宙に存在する人間の“解釈”によるものです。人間が一般的に想定している宇宙の決まりと法則とは、宇宙自体の排他的制御によるのであると言われています。しかし自然的である、目で見える、理解できることを超えた超自然的次元の可柏ｫを確立したとき、私たちは奇跡の現象の可柏ｫ（事実）を理解できます。多くの科学者は聖書的奇跡を受け入れません、その理由はかれ等の試みる観察結果や複製テストが科学的鑑定に当てはまらないので説明する事ができないからです。しかしながら、イエスの復活は前例のない確かな奇跡の出来事です。如何なる科学者であってもこれを研究室で複製することは不可狽ﾅす。従って、“科学”に完全な信頼性はありません。ですから科学的見地で歴史的聖書の奇跡（事実）について判断する最終的決定権はありません。
全ての歴史の出来事が記録と目撃者に重点を置き判断されるように、聖書にある奇跡も信頼性のある記録と信頼性のある奇跡の出来事の目撃者に重点と基盤を置いて判断されなければなりません。ほんの一寸本気で調べれば、イエスの奇跡についての証言は理に叶い信頼性があることが分かります。第一に、重要な文書が発行分配された期間、目撃者たちは生存していたこと。イエスの奇跡の出来事と福音の記事が書かれた間は極めて短期間であったことが分かっています。また期間が短すぎるので作り話やミスが起こる可柏ｫはないことと、この期間が、神話ができるまでには短すぎること。真実でないか、または伝説的な奇蹟の記事があったならば、それを正す沢山の目撃者がまだ生存していたこと。第二に、歴史の記録を見ると、目撃者たちが私たちと同じような一般的人物であったことです。最初の伝道者や使徒たちは信用と信頼性のある目撃者であったと考えられています。更に驚くべきことは、目撃者の全員がその事実と証言を否定する代わりに進んで自分たちの命を放棄していることです。第三に、イエスの生涯と奇蹟について歴史上沢山の証言があります。ユダヤ人宗教家のリーダーは一人として奇蹟を見たことについて否定も論議もせず、事実は、イエスの奇跡に却って脅威を抱き公共でのイエスの奇蹟的な伝道を止めさせることに焦点を置いたことです。
驚くべき奇蹟：自分で判断してみましょう
もし私たちが超自然的な創造主の存在について確信があるならば、科学的解釈を前提にして驚くべき奇蹟を否定することはできません。神の可柏ｫを受け入れたならば、一つ一つの奇蹟の出来事は全ての歴史的出来事が判断されているように、証拠と目撃者の証言を基にして判断されなければなりません。イエスの奇蹟は21世紀のそれとは相反します、しかし約2000年前、その体験と証言をした人達にとっては相反することはありません。今日、私たちすべてが、私たちの体験していない数々の事実や出来事を、他の人たちの信頼の置ける証言にだけ基づいて信じています。
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